ウォール・エバーシャープ入荷しました

ウォール・エバーシャープ入荷しました
ウォール・エバーシャープ入荷しました

当店10周年の年の昨年、何か当店らしい万年筆の企画をしたいと思っていました。
オリジナル万年筆というのも一案ですが、メーカーで別注するのはよくされていることで、違うことをしたいと思いました。
開店して10年経ち、また新たにスタートをきった今後の当店の象徴となるようなものがいいと思いました。
これまでの10年は、それまでの経験でできることだけをしていて、それは今の時代では時代遅れになるつつある20世紀の古いやり方かもしれないけれど、お客様方のおかげで続けてくることができましたが、やはり限界がある。
今までしたことがなかったような、いい意味でお客様方の期待を裏切るようなことをしたいと思っていました。
そんな時に海外のペンの専門誌でウォール・エバーシャープ社のデコバンドを見ました。
本当に単純にその外観に惹かれて、これが欲しいと思いました。
これまでは、日本の輸入代理店が国内の流通ルートに流すものから選んで仕入れていて、それに何の疑問も持ちませんでした。
でもその仕組みにも今の時代に合わなくなってきているところがあったり、不満に思う所が出て来ていて、今後はお店が直接海外のメーカーのものを輸入することが普通になるのではないかと思っています。
当店というより、もしかすると海外製万年筆の日本での今後を示す事なのかもしれない。
当店は、ウォール・エバーシャープ認定の正規販売店になっていて、ウォール・エバーシャープのホームページにも掲載されています。

デコバンドは、2種類の硬さから選ぶことができる大きなペン先と面白味のある吸入機構を備えていて、使うことが楽しい趣味的な万年筆だと思います。
仕様について説明すると、ボディの素材はエボナイトとアクリルレジンの2種類があります。
プレーンブラックとローズエボナイト、オレンジ色で幾何学模様の彫刻が入ったギャッビーオレンジがエボナイト。プレーンブラックとローズエボナイトのペン芯には朱漆が施されています。
アクリルレジンは、ポジターノとギャッツビーです。
ペン先はかなり特徴的なラインナップで、字幅は存在せず、2種類の硬さの違いが選択できるようになっています。
ゴールドフレックスニブは硬めの設定。硬めと言っても、2種類のうちの硬い方という意味で、最近の万年筆の中では標準くらいの柔軟性は持っています。
ペリカンで言うとEFくらいの太さになりますが、筆圧をかけると中細くらいまで太く書くことができます。
書いていて安心感がありますので、たくさん書く方はゴールデンフレックスニブを選んで欲しいと思います。

スーパーフレックスニブはとても柔らかいペン先です。
ペリカンのFくらいの太さですが、筆圧でBくらいの太さまで書くことができます。ただ本当に柔らかいので、開いてしまうのを防ぐためにもあまり無理しない方がいいと思います。
でもとろけるような書き味を味わうことができるペン先です。
どちらのペン先も、硬軟の違いはありますがかなり上質な書き味を持っています。

吸入機構は、一般的にタッチダウンと言われる機構に近く、ウォール・エバーシャープはニューマチックと呼んでいます。
尻軸を緩めて引き出し、尻軸中央の穴を指でふさぎながら押し込みます。指を離すと吸入が始まり10秒待つという、他の万年筆では見たことがない吸入の仕方ですが、操作していてとても楽しい。
ゴムチューブの空気圧を利用した吸入方式ですが、ウォール・エバーシャープは最も信頼性が高く、故障が少ない、修理も簡単に行える吸入方式だと自信を持っています。
万年筆は道具として割り切って使うものと、そのものを使ったり、眺めたりして楽しむ、趣味のモノのように使うものとあると思いますが、デコバンドは立派な趣味の道具だと思います。

もちろん本気で使うと、並みの万年筆以上の力は発揮してくれる。
このウォール・エバーシャープデコバンドを多くの人に使っていただいて、その使いこなしや楽しみ、インクの相性などの情報を共有したい、この万年筆を中心としたコミュニケーションを作りたいと思っています。

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