ブルーのインクで使いたい ペリカン特別生産品M605マリーンブルー

ブルーのインクで使いたい ペリカン特別生産品M605マリーンブルー
ブルーのインクで使いたい ペリカン特別生産品M605マリーンブルー

店ではいつもブルックスブラザーズのオックフォードシャツのブルーを着ていて、1週間ローテーションできるように同じものを6着常備しています。
生地が厚く丈夫なところが気に入っていて、今では少なくなってしまったメイドインUSAというところが嬉しく、こだわっています。
ノーアイロン仕様ではないので、妻には迷惑をかけているけれど。
ブルーのシャツを着るのは、服が合わせやすいということもありますが、インクが飛んでも目立たないからです。

ペン先調整器を回して調整していると、たまにインクが飛ぶことがあります。
ほとんど顔に飛びますが、たまに服に飛ぶこともあるためにブルーのシャツにしているわけですが、それだけブルーのインクが入った万年筆を調整していることが多いということを表しています。

やはり万年筆のインクにブルーのインクを使われている方が多く、その中でもペリカンのロイヤルブルーが絶対的な売れ筋のインクです。
万年筆に入れても、ボディの内側に付着しにくく、水に流しやすい万年筆にも優しいインクですし、他のインクに比べて紙に書いた時に乾きが早いのも特徴です。
ペリカンからはロイヤルブルー専用の消しペン、スーパーシェリフが発売されていて、これを使うとロイヤルブルーが本当にきれいに消えます。
例えばスケジュール帳に書いた予定が変更になった時など、きれいに書きなおすことができますので、万年筆を鉛筆やパイロットのフリクションボールペンのように使うことができて、大変便利です。

世にたくさんのインクが発売されていて、いろいろ目移りしますが、最もスタンダードなインク、ペリカンロイヤルブルーを見直してみてもいいと思います。

先日、ペリカンから特別生産品M605マリーンブルーが発売になりました。
2001年にもマリーンブルーという万年筆がM600で発売されましたが、それは金具の色が金色で、今回のM605マリーンブルーはシルバーの金具になっていて、よりシャープですっきりした印象の万年筆になっていて、よい現代的な仕上がりになっています。
ブルーの透明軸は、ブルーのインクを入れてほしいと誘っているように見えてしまいます。

程よいインクの出で、キレが良く書くことができるのはやはりペリカンのインクで、やはりとても相性が良いと思います。
でもインクがたくさん出てヌラヌラと書きたいということでしたら、パイロットのインクを入れるとかなり出が多くなって、書き味もさらに良くなります。
愚直なくらい真っ青な、ブルー、濃く強い青の色彩雫の朝顔、赤みがかった紫陽花などはヌラヌラ書くことができるインクの代表です。

ブルーのインクと決めつけてしまうのはあまり好きではありませんが、新しく発売されたペリカンM605マリーンブルーには、好みの書き味が得られる理想的なブルーのインクを入れて使いたいと思う人が多いのではないかと思います。