手帳の風景を作るリフィル

手帳の風景を作るリフィル
手帳の風景を作るリフィル

先日から、ロゴの箔押しをして下さった神戸須川バインダリーさんと、シビアな穴あけ作業を担当して下さった村井製本所さんの工場訪問記をブログに書いてきました。
読んで下さった方の中には私も行きたかったと言って下さる方もおられて、自分は恵まれているのだと思いました。

実はそれらの大人の社会見学に行っていたのは、こだわりを込めた当店オリジナルのミニ5穴リフィルを作るためでした。
ミニ5穴の小さな紙面でも万年筆での書き味を楽しみながら書きたい。そしてそれを綴じた手帳の風景も楽しみたいと思って作ったリフィルです。
大和出版印刷さんのLiscio-1(リスシオ・ワン)紙は、万年筆の書き味において群を抜いている最高の紙だと思っています。
しかし印刷業界が直面している問題、需要の低下、設備の整理などで、Liscio-1を製紙した機械が廃棄処分になり、二度と作ることができなくなってしまいました。
大和出版印刷さんのLiscio-1製品は、在庫がなくなり次第廃番になっていますが、当店と大和出版さんが使うことができる原紙状態のLiscio-1の在庫はまだ残っています。
それを使って今回のM5リフィルを作りました。

オーソドックスな4mm方眼罫のリフィルで、記録などに使いやすいものを心掛けました。
このリフィルには、ネイビーの厚手の紙が2枚入っています。これは仕切りとして、手帳を開いたときの景色を美しくするために使っていただければと思います。当店のロゴを目立ち過ぎないように、透明の箔で押していただきました。
これは何色もの箔押しを神戸須川バインダリーさんで試してもらった中から選びましたが、今回はこういう細かなところにもこだわることができました。

手帳の革の表紙を開けた時にいきなり色々書き込んだページがあるのは興がそがれる。
記入するページが始まる前に落ち着いた色の紙があって欲しいと思います。
同じ目的で、ディバイダーも作りました。
ディバイダーは手帳の最初のページに挟んでもいいけれど、間に挟んで付箋などをつけてインデックスとしてお使いいただくこともできます。
色も、ネイビーとルビーの2色をセットにしています。

こういった手帳の中の世界を演出するものも以前から作りたかった。
プラスチックのものはよくありますが、それらは手帳の中の世界をどことなくチープにしてしまう。手帳の中身を演出するのに、インデックスは重要な役割を持っていると思っています。
シンプルな4mm方眼罫のリフィルと2色の紙のディバイダ―ですが、M5システム手帳を楽しみながらお使いいただく役に立つものだと思っています。

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