葉書を送る~SkyWindポストカード~

葉書を送る~SkyWindポストカード~
葉書を送る~SkyWindポストカード~

手紙、封書ではなく葉書という飾り気がなく、限られた紙面に便りを書いて送る行為が好きです。
書ける文章量が限られているからこそ、言葉を厳選して伝えたいことを手短に書く。相手に時間を取らせないところも葉書の良いところだと思います。
封を切らずに見返すだけで本文を読める葉書は、手紙の簡易版のようなものなのかもしれないけれど、飾らない草(そう)の趣が葉書にはあると思っています。
文字の上手い下手ではなく、葉書を上手に書く自分の型を持つことは何かたしなみのような気がします。

それは何枚も書くうちに出来上がってくるもので、私も上手く書けなくていまだに試行錯誤しています。
工夫としては、住所のスタンプを作ってみたり、葉書の紙質に合うインクを選んだり、葉書サイズで自分の文字が一番きれいに見える字幅の万年筆を選ぶようにしたりしています。

葉書と自分の文字に合った万年筆やインクを探すのもまた楽しいと思います。
満寿屋のはがきサイズの原稿用紙メモに書いたものを官製はがきなどに貼るというアイデアを堀谷龍玄先生に教えていただいて、私も早速実践しましたが、とても面白い。
葉書サイズの原稿用紙も普通の原稿用紙と同じ上質な紙で、インクにじみがなく、紙自体もしっかりしています。はがきに貼り付けても丈夫で、インク映えもいいと思います。

当店にはSkyWindさんが作っている154種類ものポストカードがあって、はがき文化に貢献するものだと思い、密かに自慢に思っています。
毎年新作も出されていて、独特の世界観を持つこのポストカードのファンの方ももちろんおられますが、もっと多くの人に知ってもらうようにすることが当店の責任だと思っています。

SkyWindさんが撮った日常や旅先での写真は撮り方や印刷方法にもこだわっていて、彼女の世界観が伝わってくる。
少し影があって懐かしい気持ちにさせてくれる、彼女の世界観に共感しています。
SkyWindさんは、自分の型を持った「分かっている」女性だと思っています。
その作品やライフスタイル、ご飯は白いままで食べたいという大いに共感する小さなこだわりまで理解できる気がしています。
SkyWindさんが示すものの中から共感できるものを選んで、皆様も草(そう)の便りを出していただけたらと思っています。

⇒SkyWind ポストカード