工房楔の新作 マンハッタンボールペン

工房楔の新作 マンハッタンボールペン
工房楔の新作 マンハッタンボールペン

ボールペンは他の筆記具よりもお仕事で使う機会が多いと思いますので、気に入ったものにすると書くことが楽しくなり、仕事時間を楽しくしてくれると思います。
私も万年筆だけではなく、ボールペンにもこだわってたくさんのボールペンを使ってきました。
ボールペンにこだわると海外のものが多くなり、それらの多くは尻軸を回転させて芯を出すツイストノック式で、それがもはやボールペンのメカニズムとして当たり前になっていました。
しかし、ボールペンでもシャープペンシルでもノックボタンを押して芯を出す、ノック式の方が直感的でスピーディーに芯を出すことができるので、ノック式ボールペンの方が使いやすいと内心思っているのは私だけではないと思います。

直感的な動作のノック式のボールペンですが、所有欲を満たすものは意外と少なく、私の知る限りではラミー2000、カランダッシュエクリドール、アウロライプシロンなどあまり選択肢はありません。
工房楔の永田さんは、おそらくそういったことも踏まえて今回の新作ボールペンではノック式にこだわっていました。

こうして完成した現物を手にとって使ってみると、工房楔の素材をそのまま削り出したプリミティブな仕上げには豪快ささえ感じられるノック式の方が似合うのかもしれないと思っています。

ノック式の使いやすさと、使い込んで変化して手に馴染んでいく銘木の軸の組み合わせ。
マンハッタンボールペンは、まず自他共に最も楔らしいとする素材「花梨」でスタートしましたが、今後他の素材でも作っていく予定になっており、楔のボールペンでは回転式のパトリオットボールペン、ジェントルメンボールペン、ノック式のマンハッタンボールペンという3種類の中から選ぶことができるようになりました。

マンハッタンボールペンの芯も、最も標準的で多くの種類が発売されているパーカーサイズになっていますので、芯をいろいろ入れ替えて、好みの書き味に近づけるなどカスタマイズしやすくなっています。

最近では、インク粘度が低いデュポンディフィの芯が人気があります。

今までのボールペンよりも筆圧が軽くてすむため、万年筆をいつも使われている方には力を入れないと書けないボールペンに対するストレスがかなり軽減されるものですので、まだ試されておられない方はぜひお試しください。

太軸で握りやすいマンハッタンボールペンと滑らかで軽く書くことのできるディフィ芯の組み合わせは万年筆ユーザーにこそ愛用していただきたいものだとお勧めします。

*現在、発売と同時に品切れが多くなっています。入荷予定もございますので、順次ご案内させていただきます。