どうやら私は金属アレルギーになってしまったようです。
パッチテストができる状態になったらはっきりすると思いますが、特定の食べ物を食べるとアレルギー反応が出るので分かりました。
金属アレルギーになっても金属製のペンに触ることはできますし、ペン先調整もできますので、変わらず仕事は続けられるのは本当によかった。
これもペン先調整をする者の職業病と言えるかもしれません。他の調整士の人は大丈夫だろうか。仕事中はマスクをして、見えない粉塵をなるべく吸わないように、顔に金属の粉が飛ばないように気を付けた方がいいと忠告したいです。
私も調整中、防塵マスクとメガネはするようにしています。
テレビなどを気をつけて見ていると何かを削る仕事の人はマスクを着けている人が多い。
たまに店に来てくれて話をするオーダー靴職人で、靴工場もされているイル・クアドリフォリオの久内さんも作業中はマスクは着けているそうです。
金属アレルギーになって、食べ物や身に着けるものに制約ができると、数少ない自分が食べられるものを見つけるとつい買ってしまいます。
金属のバックルがついたベルトもつけられなくなって、代わりになる良いものがなくて探していましたが、近所の雑貨店で金属のバックルを使っていないベルトを見つけて嬉しくて買いました。
制約があると、その制約に引っ掛からないものには肩入れしてしまいます。
ペンについても同じように思うようになっていて、自分が選ぶのだったらなるべく金属を使っていないペンを選びたいと思うようになりました。
ペン先以外一切金属を使わず、エボナイトか木材でペンを作っている綴り屋さんは私のような者には有難い存在です。綴り屋の鈴木さんも金属アレルギーなのだろうか?
ボールペンのお話をしたいと思います。
ボールペンは書く内容によって色分けしたいので、多色ボールペンを使いたいのですが、海外製の多色ボールペンの選択肢はとても少なく、殆どは日本製のものです。もちろんそれでも良いのですが、先の理由で自分にとって非金属製のペンの株が急上昇しているのと、歴史のあるペン、ストーリーのあるペンをなるべく選びたいと思っていると、ラミー2000の4色ボールペン一択に思えます。
ラミー2000は1966年に誕生したペンで、当時きっと未来の生活が訪れているであろうと思われていた2000年まで通用するデザインのペンとして作られながら、2025年の現在でも選びたいと思わせてくれるペンです。
シンプルなデザインで、それほど太軸ではないのに4色ものボールペン芯を内蔵しているラミー2000の4色ボールペンはシックで、美しく完成されている大人の4色ボールペンだと思っています。
樹脂製の軸なので私のように金属アレルギーを発症してしまった大人の方にお勧めできます。
手帳を色分けして書く人も多いと思います。ラミー2000 4色ボールペンは手帳を色分けして書く人にもお勧めいたします。