正方形オリジナルダイアリーは書く場所を決めすぎていない、自由度の高いダイアリーです。そして結局そういうものが一番使いやすいと思っています。
何年か使われている方はすでに使い方を確立されていて、それは製作者としてとても嬉しいことです。
しかし初めて使おうと思われている方、使い方を悩まれている方のために、それぞれのページの意図のようなものをご説明したいと思います。
[筆記具について]
オリジナルダイアリーに使用している紙は、大和出版印刷さんが万年筆での書き心地を追究したグラフィーロ紙を使用しています。
グラフィーロはどんなカリカリした書き味の万年筆でもヌルヌルと気持ちよく書くことができる紙なので、極細や細字の万年筆が最適だと思っています。
書き味を追究したためにインクの乾きがやや遅い傾向にありますので、オリジナルダイアリーには専用の吸取紙が付属しています。書いた後すぐページを閉じる時は、これを挟んでページを閉じて下さい。
[ウィークリーダイアリー]
・見開き365日のページ
ここは集計用紙のフォーマットになっています。毎日の売り上げや体重など、管理しておきたい各月の数字を集計するのに便利なページです。
・月別計画表
それぞれの月の企画など、月別のイベントやテーマなどを書いて、一年の計画を立てるページです。月が横並びになっていますので、月をまたぐ計画も書き込みやすくなっています。
・見開き2か月カレンダー
ブロック式のオーソドックスなカレンダーです。見慣れたフォーマットで予定などが一目で確認できます。メモ欄も可能な限り設け、自由に書き込める場所も確保しています。
・本文見開き1週間ページ
1週間均等にスペースを設け、様々なライフスタイルの方に対応しています。
六曜、経過日数/残り日数表示、週番号、月の満ち欠け、前後含め3か月分ミニカレンダーなど、たくさんの情報量がありますが、スッキリとまとまっています。
1日を3分割にして、午前午後夜の予定を書いてもいいし、家族やメンバーの予定をかき分けてもいいし、スケジュールとToDoをかき分けてもいいようにしています。
私のダイアリーの用途はほとんどがToDoなので、その日のToDoはそれぞれの日に書いて、1週間のToDoを右側の大きなメモ欄に書いていきます。
・5mm方眼ノート
フリーに使えるページで、こういう余白があることも使いやすさにつながります。
[マンスリーダイアリー]
ウィークリーダイアリーもオリジナルフォーマットですが、このマンスリーダイアリーは画期的なフォーマットで、正方形サイズだからできた形でもあります。
見開き365日ページ、月別計画表の使い方はウィークリーと同じです。
・本文見開き1か月カレンダー
週番号/残り週、前後月のミニカレンダーを装備しています。
それぞれの日のスペースは無理なく大きめに取っていますが、フリーに書き込めるスペースを大きくとることで、その月のテーマや日付の決まっていない予定も書き込めるようになっています。
日付の決まっていない予定は、週が決まればそれぞれの週の最初にあるウィークリープランの項目に書けばいいし、日が決まればそれぞれの日に書き込めばいい。曖昧にしか決まっていない予定も書き込めることを大切にしたカレンダーです。
メモ、ドキュメント欄は、その月のまとめや、集計した数値などを書き込め、その月について後から見返す時に便利なようにしています。
それぞれダイアリーだけでも使うことができますが、革カバーも発売しています。これもこのダイアリーを使う楽しさを上げてくれるものです。
毎年製作しているオリジナルダイアリー、当然思い入れが強く、多くの人に使っていただきたいと思っています。
本当に使いやすく、万年筆で書くことが楽しいものだと思います。