オリジナルダイアリーカバー完成

オリジナルダイアリーカバー完成
オリジナルダイアリーカバー完成

ル・ボナーさんが製作してくれているオリジナルダイアリーカバーの新作が完成しました。
今回はダイアリー本体にもかなり手を加えていて、今のところできることは全てやったと思っていますので、お客様の反響が楽しみです。
その声を聞いて、ダイアリーをもっと良いものにしたいという気持ちはいつも持っています。
今回は、評判の良い大和出版印刷さんの新製品「グラフィーロ紙」を採用できたこともあり、万年筆で書くということをコンセプトにしているこのダイアリーの使い勝手にどのような影響を及ぼすか見てみたいと思っています。

中身同様、ダイアリーカバーも変わり始めています。
ル・ボナー松本さんが企画してくれたものは、従来通りシンプルな仕様のものをクリスペルカーフで作っていますが、限定色のネイビーが追加されています。
クリスペルカーフはパリッとした見え方で、スーツなどのキチッとした服装にも合うのと思っています。
クロームなめしの革ですがわずかにエージングもあり、使い込むと艶が出てきます。

当店には以前から支えてくれている女性のお客様が何人かおられて、その方々のためにも、最近多く来られるようになった女性のお客様のためにも、何かしたいと思っていました。
そんな当店の女性のお客様をイメージして女性スタッフKが企画しているのが「ドレープ」で、今回の当店のダイアリーカバーはドレープとして企画しています。
今までシンプルに徹するために装着を拒んでいた、ベルトとペンホルダーを付けて、ダイアリーカバーとペンのコーディネートも楽しめるようになっているし、何よりもダイアリーを書こうとした時にペンがすぐあるというのはやはり便利でした。
かなり太目のペンまで入れることができて、パーカーデュオフォールドセンテニアルも入ります。

女性じゃないと企画できない、そして女性が使うことをイメージしていないと使わないようなきれいなサーモンピンクの革、仏アノネイ社のボックスカーフとブラウンのコンビ。
少し男性も意識しているブラウンは、使い込むとピカピカになって艶を出してくれるエージングも楽しみな革、伊フラスキーニ社のブレンダボックス革を使用しています。
昨年から販売し続けている手触りの柔らかさと傷つきにくさを両立したシュランケンカーフと、さらに傷つきにくく、水気にも強いノブレッサーカーフと、バラエティに富んだ種類の中から選んでいただけるようになっています。

私たちのオリジナルダイアリーは、これらの革カバーと組み合わせて使うことが前提になっています。
ウィークリーとマンスリー、又はウィークリーと大和出版印刷の正方形方眼ノートrect(レクト)と組み合わせることもできるし、マンスリーと厚みのある方の正方形ノートあるいはマンスリーと分度器ドットコムオリジナルの正方形ツバメノートと組み合わせて、革カバーに収めることができる。

ル・ボナー製のこれらのカバーも、オリジナルダイアリーを使いたくなる魅力のひとつになっていると思います。

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オリジナルダイアリーカバー完成

オリジナルダイアリーカバー完成
オリジナルダイアリーカバー完成

大和出版印刷の武部社長がル・ボナーの松本さんに万年筆の良さを教えてもらって万年筆に目覚めなかったら、極上の万年筆での書き味を持った紙リスシオワンは生まれなかったし、私が武部社長と知り合うこともなかったと思います。

私がある問屋さんの紹介で分度器ドットコムの谷本さんと知り合わなかったら、ダイアリーをオリジナルで作るという発想も生まれなかったと思います。
それらの縁があって、このダイアリーとダイアリーカバーは一昨年に生まれました。

縦横差のない正方形の形は日頃書類などで使う規格のサイズとは違いますので、目を引いて何か気になる。
この正方形の形が平面で見た時に最も美しい形なのかなと思います。
ダイアリーを作ろうという話になった時、正方形という形に最もこだわったのは、分度器ドットコムの谷本さんでした。
谷本さんは筆記スペースと携帯性を両立し、形としても面白い正方形ならユニークで使いやすいダイアリーを作ることができると思っていたのです。
そして私たちはアイデアを持ち寄って正方形が生きる罫線フォーマットを作りました。

様々なダイアリーを試して、万年筆でダイアリーを書くならこうあって欲しいという希望を持っていましたので、フォーマットはすぐに出来上がりました。
万年筆で書くことを楽しむためのダイアリーはこうして生まれましたが、このダイアリーになくてはならないものが、ル・ボナーさんが製作してくれるカバーです。

このダイアリーカバーも万年筆で書くことを強く意識している仕様になっていて、ペンホルダーやベルトなどのシステム手帳などには当たり前の装備を省いて、開きやすさ、書きやすさに特化しています。

書く機能を優先して、一切の装備を省いたこのダイアリーカバーですが、そのシンプルさが結果的に美しい造形に一役買っていると思います。

美しい張りと光沢のあるクリスペルカーフのカバーは、静謐な雰囲気を湛え、スーツなどのフォーマルな服装により似合うものだと思いますし、シュランケンカーフのカバーは内側のブッテーロ革との色合わせが見所になっていてより明るい雰囲気でカジュアルな服装に合うと思います。

革の表情の違いで全く違うものに見えるので、クリスペルカーフとシュランケンカーフというふたつの素材の違いは対照的で、使われる方の層を広げることに繋がっています。

両方のお客様の共通点は万年筆を使う、ということだと思っています。
手帳カバーに当たり前についているものを削ぎ落として、その形の美しさを見せるダイアリーカバーは、ル・ボナーの松本さんのキレの良い仕事ぶりが伝わるモノです。
私もクリスペルカーフのダブルを使っていますが、収めることのできる情報量の多さ、姿形の美しさが特に気に入っています。

今回シングルのみの完成になりますが、最大4冊まで収納できるダブルタイプもクリスペルカーフで11月15日頃に完成する予定になっています。

⇒Liscio-1オリジナルダイアリーカバーcbid=2557544⇒Liscio-1オリジナルダイアリーカバーcsid=2″ target=”_blank”>⇒Liscio-1オリジナルダイアリーカバー