2017年版のオリジナルダイアリーが完成しました。
分度器ドットコムさん、大和出版印刷さんとの共同企画のオリジナルダイアリーを作るようになって7年になります。
このダイアリーを企画したコンセプトは万年筆で書く、書くことが楽しめるというもので、その目標を今も追究し続けています。
当初は完璧なダイアリーができたと思って世に送り出したけれど、お客様のご意見を参考にしたり、自分たちで気付くこともあって、少しずつ変更を加えてきました。
今回、内容に関しての変更点はないけれど、ウィークリーダイアリーの製本をデイリーダイアリーと同じものにすることができて、押さえなくても簡単に平らに開くようになりました。
用紙は大和出版印刷さんが万年筆用に開発した紙、グラフィーロを使用しています。
グラフィーロは、書き味がカリカリした極細のペンでもヌラヌラと滑らかに書けるほど、平滑性を目指した紙です。
平滑さを目指したため、インクの吸収が普通の紙よりも少し遅いので、吸い取り紙を使うか、インク乾きの早めの外国の筆記具メーカーのインクを使う方が良いと思います。
私が使っていて合うと思ったのはペリカンのインクで、パイロットなど国産のインクは少し出過ぎるように感じました。
ダイアリーを書き込む時には、あまり太い字幅の万年筆は使わないと思います。
細字の万年筆、それらは太めの字幅の万年筆に比べるとどうしてもカリカリ引っ掛かる感じがあります。
細字をなるべく滑らかに書けるようにするために、私のようなペン先を調整する者がいるのだと思いますが、それにも限界があります。
しかし、グラフィーロは細字の万年筆と相性が良く、ダイアリーは細字の万年筆で書くと考えると、グラフィーロはダイアリーに最適な紙だと言えます。
罫線のレイアウトは、使い方が決められてしまうものにしたくないといつも思っています。
そのレイアウトを見て、自分ならこう使おうと思ってもらえる自由度の高いものにしたいと思っていて、ウィークリーダイアリーにはその考えが反映されています。
マンスリーダイアリーは、週の初めに予備のスペースがあるので「日は決まっていないけれど、だいたいこの週にあるスケジュール」などの曖昧な予定も書き込めて、それは仕事の実情に合っていると思っています。
一か月の形として、やはりカレンダータイプは目に馴染んでいるし、俯瞰して予定が一目で分かり、その月のトピックスも書き込める余裕がある、後からでも見返しやすいダイアリーだと思います。
ウィークリーダイアリー単体でも使ってもいいし、マンスリーダイアリーだけでもいい。あるいはマンスリーダイアリーと日付なしのデイリーダイアリーを組み合わせ使ってもいい。
これらのダイアリーを組み合わせ使うことができて、より満足感を持って使うことができる革カバーも、例年通りル・ボナーの松本さんが製作してくれています。
革カバーは10月の発売になります。
一人でも多くの人に、このオリジナルダイアリーを使っていただきたいと思っています。
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