オリジナルダイアリーマンスリーとウィークリーの来年版が完成しました。
オリジナルダイアリーは、日付なしのフリーデイリーダイアリーと日付ありのマンスリー、日付ありのウィークリーダイアリーの3種類があります。
罫線レイアウトに関して、マンスリーダイアリーは意外と他にない機能性に特化したものだと思っていますし、年間、月間、週間のダイアリーを全て収めたウィークリーダイアリーはオールインワン的なもので、どんな仕事にも対応するものだと思います。
私が万年筆を使い始めた原点はダイアリーを楽しく書くためで、私にとって手帳やダイアリーと万年筆は切っても切れない対になるものだと思っています。
万年筆だと手帳を楽しくきれいに書くことができたので、夢中になって手帳に書いていた時のことを懐かしく思い出すけれど、それは今も変わっていません。
ダイアリーをどうやって使いこなして、自分の仕事とシンクロさせて書くかということを、いつも考えています。
私たちがダイアリーを使う第1のステップは、予定やToDoをいかに忘れないようにするかです。そしてダイアリーを使う本当の価値は、なかなか難しくて仕事にバタバタと追われることが多いけれど、「書いたことをいかに効率よくこなして、考える時間を確保するか」とか、「どこに空き時間があって、ToDoを消化しながら新しい予定をどこに入れるか」などの積極的な、攻めの使い方ができるかということになると思います。
予定管理に特化したマンスリーダイアリーは、大抵の方が見慣れた壁掛けカレンダーにも近いので月の予定が一覧しやすく、さらに細かく計算された+αの機能が付いています。
時間で細かく予定が入ったり、膨大なToDoを管理するにはウィークリーダイアリーが使いやすい。細かい時間メモリこそ入っていないけれど、たくさん入る予定もウィークリーダイアリーなら書き込むことができますし、大きなメモ欄はToDoの管理に最適で、予定とToDoを同じ見開きで見ることができるメリットは大きい。
仕事も締め切りなど期限に追われているだけだと、本当につまらない。今やろうとしていることは、本当に今やらなくてはいけないことなのか、別の違う時間でもいいことなのかを判断して、優先順位をつけるのにダイアリーを活用したいと私も思っています。
店の場合はいつお客様が来られるか分からないので、基本的に営業時間中はToDoを消化できることはアテにせず、営業時間外にこなさなければ確実な仕事をすることができない。
その代わりもしお客様が少なかった時に、営業時間外にしようと思っていたことをして、時間を作る。
最近は予約して来て下さるお客様が増えて、とても心づもりがしやすくなりました。予約はスムーズに承れてお客様の時間を無駄にしないということで、お客様にとっても、私にとっても、とてもいい制度だと思っています。
オリジナルダイアリーに話を戻すと、かなり細い万年筆で書いても引っかからず、滑らかに書くことができるグラフィーロ紙を使用していること、どのページも平らに開くために表紙と背表紙の組み合わせを変えたり、優れた糸綴じ製本で仕上げられていたり、大和出版印刷さんはかなり細かなところにまでこだわって製作されています。
正方形サイズという紙の規格と違う特殊なサイズになっていますが、フリーデイリーダイアリー、横罫ノート、方眼ノート、薄型方眼ノート、インクノートなどのオプションも幅広くあり、この正方形サイズで様々な使い方をすることができます。
現在、ル・ボナーさんが新たに正方形の革カバーを作ってくれています。
傷に強く使いやすいシュランケンカーフと、ル・ボナーさん秘蔵の革2種類で作るこの革カバーもオリジナルダイアリーの特長のひとつになっていて、より楽しく使うことができる要素になっています。
手帳を楽しく書くことができるから万年筆に惹かれていった私のルーツをいつも思い出させてくれる、万年筆で書くことにこだわったオリジナルダイアリーを多くの人に使っていただきたいと思っています。