ペンケースについて、パリッとし過ぎたものよりも少しルーズな感じがあって、緩いものの方が応用が利いて使いやすいのではないかと思うことがあります。
用途や目的によるかもしれないけれど、少し遊びのあるものの方が長く使っていられるのかもしれません。
当店オリジナルペンレスト兼用万年筆ケースはカチッとし過ぎていないので、様々なペンに対応して、多くの人に日常的に使っていただけるものだと思っています。
ペリカンM1000、キングプロフィットなどオーバーサイズから細軸のものまで収納できるし、持ち運ぶときはフタ部を閉じると傷を防止するとともに、ペンの脱落を防いでくれる。
フタ部を収納しているペンの枕のように後ろに回すと、開いたままにすることができて、ペンを素早く取り出すことができる。
ペンケースを開いたままにできるのは、仕事などでペンを取り換えながら使う時に大変便利で、机の上に置いておくときはこの状態がいいのかもしれません。
ペンをこのケースに入れた状態だとペンケースの表面が波型になりますので、そこへ更にペンを置くことができ、ペントレイ(ペンレスト)としても使うことができます。
このペンケースがペンレスト兼用と名乗っているのもそういう理由からです。
このペンレスト兼用万年筆ケースに新色を2色追加しました。
トープはとても上品は色。抑えた感じの色はシーンを選ばず使うことができる。このペンケースを作ってくれているカンダミサコさんの鞄でも定番の色です。
チラッと見える内側はピンク(サーモン)色のスエードで、上品な外側にぴったりだと思います。
シュランケンカーフの新色ルビンでも作りました。
ルビンは本当に不思議な色です。
その色だけ見ていると個性が強いようにも感じられますが、実はたくさんの色と合わせやすい柔軟性のある色だと思っています。
レトロにも見えるし、甘くも見えるルビンは、サーモンピンクとライムグリーンのスエードの内側2色を用意しています。
ペンレスト兼用万年筆ケースには、シュランケンカーフを使用しています。(コンチネンタル除く)
シュランケンカーフは上質な仔牛皮を薬品で人工的に縮れさせて、丈夫さと伸縮性を持たせた質感と実用性の両立した名革で、このペンケースはそのシュランケンカーフを使用することで使い易く作ることができる。
日常的に使うペンケースは3本差しくらいがちょうどいい。万年筆2本とボールペンやシャープペンシルなどの他のペンを入れておくようなイメージですが、多くのペンケースが3本差しなのも、3本差しが道具として一番使いやすいからなのだと思っています。
万年筆を毎日使う普段のものにするための当店からの提案が、このペンケース。
ペンレスト兼用万年筆ケースです。