大和出版印刷さん、分度器ドットコムさんとの共同企画のオリジナルダイアリー2016年版が出来上がりました。
ウィークリーとマンスリーの2種類を毎年製作しています。
昨年は2015年版ウィークリーでかなり手を入れてリニューアルして理想の形になっていると思っているので今年は大幅な変更はありませんが、マンスリーダイアリーにも前後の月のミニカレンダーを右下に追加しました。計画を立てる時にさらに便利になったと思っています。
私が仕事をするようになってから持ち続けている、一年間の月の並びに対するイメージがあります。
一年は時計のように円形に並んでいるというものです。
並び方は12時の位置に10月があって、6時の位置に4月があります。
きっと自分のバイオリズムというか、調子のリズムがあってそのように思うのかもしれません。
一年の始まりである1月が3時の位置という変なものですが、その位置が私には1月に相応しいような気がするのです。
4月をピークに、それ以降は毎年調子が悪く上がっていくのに苦労するので、4月が一番低い位置にある。それ以降時間の針は重力に逆らって上がっていかなければならない位置にある。
季節は巡るということを考えると、一年を時計のように円形に捉えることが何となく合っているような気がしていて、これは何年も商売に携わってきて自分の頭の中にできたものです。
でも同じ年は絶対にないので、正確に言うと蚊取り線香のような螺旋形になりますが、そんな形のダイアリーをもしオリジナルで作ることになった場合商売としては大いに心配です。
もちろん1年を違う形でイメージする人もおられて、それはその方のお仕事などと関係があるのかもしれません。
でも一か月の形と言うと、多くの人にとってブロック型のカレンダーの形が馴染があるのではないでしょうか。
オリジナルダイアリーもマンスリーはカレンダーと同じ形にこだわっています。
カレンダーは日曜日始まりのものが多いですが、土日の休みが一般的になっていますので、土日は隣り合っている方が分かりやすく、月曜日始まりとしています。
ウィークリーダイアリーか、デイリーダイアリー(日付なし)か、その年ごとに使うものは違っていましたが、それらと組み合わせて使うマンスリーダイアリーは毎年使っていて、目に馴染んだ形なので、とても使いやすいと自信を持っています。
TO DOリストなどは細々と書くことができるウィークリーやデイリーが使いやすいかもしれないけれど、スケジュール帳を突き詰めると、結局このカレンダータイプに行き着くのではないだろうか。
オリジナルダイアリーを作るということは、時間の形を表現するものだと思っていて、それはとても楽しいけれど、責任の重いものだと思っています。
それでも万年筆を使う人のことだけを考えた理想的だと思うものに仕上がっていると思います。
オリジナルダイアリー用の革カバーをル・ボナーさんが現在製作してくれていて、11月には出来上がってくる予定になっています。
当店で発売しています写真冊子「手帳のある風景」には、オリジナルダイアリーをお使い下さっている方々の机上の風景を掲載していて、大いに刺激を受けました。
来年私はシングルのカバーにマンスリーとデイリーダイアリーを入れて使いたいと思っています。
ぜひ一緒にオリジナルダイアリーをお使いいただき、内容や使い方についてご意見を伺えたら、と思っています。
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