1月23日(土)24日(日)、代官山蔦屋書店T-site内で開催される「2016 ステーショナリーサロン」に出店いたします。
オリジナル商品や当店以外であまり目にすることができない商品を中心に持って行くつもりですが、万年筆の調整販売も行い、神戸の店でしていることをなるべくそのまま持って行きたいと思っています。
簡単に神戸まで来ることができない関東方面にお住いのお客様にお会いできるのを楽しみにしています。
もし何かご希望の商品がございましたら、会場でお渡しできるようにご用意いたしますので、ぜひリクエストして下さい。
以前なら店を閉めないといけないので、こういったイベントに参加することは考えられませんでしたが、代官山蔦屋書店は2回ほど訪れている大好きな場所だったし、外に出てみたいという想いと、当店が神戸と違う場所でどれだけできるのかを試してみたいと思って出店することにしました。
趣味の文具箱に記事を書かせていただいているおかげで、神戸以外の万年筆を好きな方にも当店のことは知っていただけるようになってきましたが、まだまだ一般的な知名度はなく、東京方面のお客様にも当店のことを知っていただきたいと思っていました。
神戸は当店のような店には商売のしやすい、とても居心地の良い街だけど、ずっとそこから出ずに仕事しているのもつまらないと思い始めたのは、最近の心境の変化です。
今までは東京に行くなんて絶対に無理だと検討もしていなかった。
でもなぜか今ならやれるような気がしていますし、もしかしたら来年は海外に出ているかもしれないという夢が持てるようになってきました。
過去の自分ならとても無理だと思っていたことが、無理してでもやろうとしているうちにできるようになっていることはあると思います。今の自分は去年の自分より成長していると思いたい。そう思えるようになるには、今までやっていなかったことにチャレンジするべきだと思って、いろんな無理をしてイベントに参加することを決行しようとしています。
しかし、今回のイベントに参加することを決めるまで、様々な逡巡がありました。
イベントに参加しませんかと声を掛けていただいた時、店の営業もあるので難しいと、お断りしていましたが、当店を東京方面のお客様にも知ってもらいたいという気持ちはありましたので、オリジナル商品の販売をスタッフK一人で行うということにしていました。
しかし、最近話題の「下町ロケット」を観ていて、中途半端なことはやるべきではない、今やっていることをそのまま持って行って、全力で臨まないと何も得られないと思い直し、3人で参加することにしました。
今月から当店には若い仲間スタッフMが入っています。スタッフMにも華やかな場所を見せてあげたい。
高級感のあるお店は他所にもあるし、お客様の多いお店も他所にあると思いますが、代官山蔦屋書店は一般のお客様に対している最も華やかな万年筆売り場だと思っていますので、それを見ることは何か得るものがあると思っています。
若い時にたくさんのお店を見て、その中での自店の位置づけを考えることが、商売をする上でとても大切なことだと、自分の経験から思っています。
いろいろ理由を並べ立てていますが、一番の理由はイベントに参加することが「おもろい」と思ったからでした。
もしお時間がありましたら、ぜひお越しください。