20代前半の頃、スズキのジムニーという軽自動車の四輪駆動車に乗っていました。
たまには林道などの未舗装の道を走ったりして、それはとても楽しかったけれど、ほとんど街中の道を走っていました。
極限の悪路をその車で踏破することなどなかったけれど、メーカー以外からも売られている様々な装備をお金を貯めては自分で付けていました。
実用と関係なくてもいい、自分のオリジナリティの仕様に車がグレードアップしていくのがとても楽しくて、バイト代は車のローンとガソリン代とパーツ代に消えていました。
今もお金があれば自分の好きなものを買ってしまって、貯金する習慣は今もついていないけれど、今それは関係ありません。
私は若い頃に乗っていたジムニーが最も楽しい車だと思っているけれど、それは様々な装備によって、自分仕様に仕立てることができたからだと思っていて、万年筆にもそんな楽しみがあっていいと思いました。
書く機能に何の関係もなくてもいい、自分が愛用する万年筆が自分仕様になってくれればと、思う人は多いのではないでしょうか?
万年筆は書く道具であるけれど、私にとっては同時に遊び道具でもあるので、ジムニーのような楽しみがあっていいと思います。
万年筆の装備と言っても、それほど手を加えることができる部分は多くなく、ネジパーツで外すことができるペリカンのクリップは遊べるパーツのひとつだと、目をつけていました。
ペリカンM800、M600いつけることができる、当店のマークでもある羽根ペンをモチーフにしたクリップを作りました。
前述したように機能的には、何ら変わりはありませんが、ペリカンがデルタのようなインパクトのある外観に変わりますので、そのカスタマイズを楽しんでいただけると思います。
羽根ペンクリップは、スターリングシルバーで、光沢仕上げといぶし仕上げがの2種類があります。