変な考え方なのかもしれませんが、いつも頭の中を空っぽにしておきたいと思っています。
得た情報や知識などは頭の中に置いておかず、紙に代わりに覚えておいてもらいたい。
そのためにミニ5穴のシステム手帳にメモしたり、膨大な量になってしまっているけれど、バイブルサイズのものに記録しておいて、必要な時に見返せるようにしています。
コンピューターは壊れたり、停電したら役に立たないし、今までいろんなマシンやデバイスが発売されては消えていったので、永遠のものでないことは経験で知っています。
頭を空っぽにしてどうしたいかと言うと、大したことを考えるわけではないけれど、考えるために空けておきたい。
店の企画や書く文章、店の未来、そして関わってくれている人たちのこと。
なるべく何もせず、考える時間を作りたいと思っています。
何かを覚えておく領域と考える領域は違うのかもしれないけれど、学生時代勉強をさぼっていたので小さなメモリしかない私の脳では、頭の中にあるものを引っ張り出そうとする行為が、考えることを妨げてしまいます。
筆文葉リフィルのシステム手帳リフィルは、そのために考えられたフォーマットだと思っています。横罫、方眼、水玉のそれぞれのフォーマットをそれぞれの情報の形、情報の引き出し方に合わせて選べばいい。
情報を分類する。その分類した情報がサイズや形式がまちまちな場合は方眼罫が向いているし、形式が同じで箇条書きで書けそうなものなら横罫がスッキリとします。
情報のサイズがある程度小さいものなら、水玉リフィルがとても使いやすいと思います。
また、フォーマットのある手帳やノートは記録だけのものではなく、考えるための道具になります。
マンスリーダイアリー、ウィークリーダイアリーはその代表的なものです。
それらはスケジュールを書きこんで、予定が重ならないようにするためのものですが、そういう受身の使い方だけでなく、何かを考える方向を見定めるのにも役に立ちます。
例えば私の場合、出張販売があります。
日程は決まっていて、そこから逆算していつまでに何をするか、何を決めるかを見定めることができる。
これらは単純に計画を立てるということなのかもしれないけれど、それは紙媒体だからできることだと思っています。
自分の仕事をもっと良くしたいといつも思います。
最近探しているのは、頭の中にバラバラにある事柄を関連付けてひとつの文章にしたり、企画にしたりするのに役立つフォーマットです。
今その作業はただノートに向ったり、放置したりしてひらめくのをひたすら待つ。
ノートやシステム手帳のリフィル、ダイアリーはそんな期待をいつも抱かせてくれて、それらの使いこなしについて考えることは、なかなか上手くいきませんが楽しい作業となっています。