私には何人かの先生と言える人がいて、その方々のおかげで自分の仕事を良くしてくることができたし、本道から反れずにいられたと思っています。
いい歳と言える歳なので少しは若い人の人生や仕事が良くなるような助言を語れるような人間になりたいと思いますが、先生たちの前に私の人生哲学など出る幕はなく、いまだに教えを受けるばかりの立場にいるのは、もしかしたら幸せなことなのかもしれません。
電話での先生の言葉によって私の中にかすかにあったものに裏付けが加えられることもありました。
でもまだ課題として積んだままにしていることもあって、まだまだ教えを受ける立場であることを自覚しています。
息子と写真を撮った時に特に感じることだけど、自分が老けたことを認めざるを得ない。
齢相応と言えばそうなのかもしれないけれど、その自分を見てこれは誰だろうと思うことがあります。
それだけ自分は若いつもりでいても外見からはそれなりに見えている。自覚と姿とのギャップは齢とともに開いていきます。
いつまでも若いつもりでいてはだめで、自分の外見に合った中身になっていたいと思います。
話を戻すと万年筆には様々なタイプのものがあって、その価値はペン先の柔らかさだけではないというのは、自分の中でくすぶっていたものでした。
やはり姿形が美しいもの、存在感のあるものを最上に考えたいと思えるようになったのは、万年筆だけでなく、様々なものに興味が飛ぶ性質の結果のなのかもしれませんし、様々な美しいものの形を教えてもらえたからなのかもしれません。
ファーバーカステルクラシックコレクションは私にとって間違いなく、美を体現している万年筆で、多くの人が同じように思っておられると想像できます。
扱いが難しくてもいいから持っていたいものと言うと語弊があるけれど、バランスが難しくてどのように持ったらいいのか分からない、キャップをつけるべきなのかどうか、などと戸惑うことが多いですが、デザインがとても良いと思うので何としてでも使いたいと思える。
私もクラシックコレクションエボニーを万年筆とボールペンのセットで使っています。
筆記具というせいぜい長さ150㎜、直径15㎜以内の小さな限られたスペースで、他とは似ていない特長を出しながら、美しいと思わせるということは本当に難しいことだと思いますが、そういったことにとても興味があります。
ファーバーカステルクラシックコレクションの造形は筆記具という枠の中でオリジナリティと美しさが高い次元で実現されています。
細身のボディとキャップの特長的な形によるシルエットの美しさ、スプリングを仕込んで布地を傷めないように配慮した無垢材によるクリップと無駄な装飾のなさ。
そして自然の素材によるボディの艶と色合い、触感の良さなど。
このデザインで、ファーバーカステルクラシックコレクションは筆記具の代表的な逸品と言えるのだと思っています。
自分が良いと思えるものは、他の人にも使ってもらいたい。
そしてこの万年筆のデザインの良さと使いこなしについて語り合いたいと思います。
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