WRITING LAB.のノート&ダイアリーのサイズをB6に定めました。
手帳サイズでは小さすぎるし、A5サイズでは大きすぎる。
手に持った時のバランスで、B6サイズほどかっこいいサイズはないとファッション的な理由からB6サイズをブランドのサイズとしましたが、その決定の仕方はWRITING LAB.的だと思い満足しています。
持っているところがかっこよく見えるサイズだと思うと、何よりも魅力的に感じられる、自分の中の二重人格に気付きました。
でも万年筆で書く時、手帳では小さすぎると思った人にはぜひ目を向けて欲しいサイズがB6サイズです。
以前はそれほど定番ではなく特殊なサイズでしたが、最近はB6サイズのノート・ダイアリーは多くの種類が発売されていて、どのお店のダイアリー売場でも大きなスペースをとって、B6サイズを揃えています。
当店ではB6サイズのダイアリーとして、ユナイテッドビーズというメーカーのものを多くの中から厳選してご提案させていただいています。
シンプルさと書きたいと思わせる雰囲気が適度なバランスで融合しているとても工夫されている罫線レイアウトだと思っています。
9月20日のこのコーナーでもご案内していますが、WRITING LAB.で企画して、神戸の革職人ベラゴの牛尾龍氏が製作したB6サイズの本革カバー新たに発売していますが、そのカバーでは市販されているノート・ダイアリーをメインでお使いいただき、そのサブノートとしてWRITING LAB.オリジナルノートを使っていただきたいと思いました。
サブノートとして、メインのノートと一緒に差し込むことができるように、表紙を1cm幅狭くしています。
かなり薄手のノートですが、このノートの使い方についてもWRITING LAB.としてのこだわりがあります。
ノートの使い方について小学校で教えられたことが私は最高の教えだといまだに思っています。
それは教科ごとにノートを使い分けるというもので、そうすることによって最適な罫線のノートをそれぞれの科目で使うことができるし、その科目がない時は学校に持っていく必要はないので、荷物を軽くすることができます。
それに書いた内容がどこに書いたのか分からなくなる、書いたもの散逸を防ぐ役割もあります。
このノートは、この小学校の時のノートの使い方を仕事においても生かしたいと思いました。
本文は私たちが入念に試書きして決定したOKプリンス、表紙は独特風合いを持ったファーストビンテージを使用していて、これらの紙にたどり着くことができたのは、豊富な紙の知識を持つ大和出版印刷の川崎さんの協力に依るものでした。
このノートからライティングラボのマークを新しくしていて、後ろ表紙中央にライティングラボのブログに登場するキャラクターであるトロンコとボンクがいます。
表表紙のフレームは地図上で鉄道の路線を表す線をイメージした時計の文字盤にもよく使われる線をフレームとして、アナログでのんびりとした雰囲気を出すようにしています。
WRITING LAB.のノートとして、ほんの1歩踏み出したばかりですが、ブランドのサイズをB6と定めたこと、オリジナルノートを発売したことは今後の展開において大きな意味があったと思っています。