ダイアリーについて考える

ダイアリーについて考える
ダイアリーについて考える

カンダミサコさんのA5ノートカバーが再入荷しました。外側のシュランケンカーフ、内側のブッテーロなど、上質な革を贅沢に使ったものです。
特長的な構造で裏表紙にあたる内側のブッテーロ革を幅広くとっていますので、下敷き効果もあり、とても書きやすくなっています。更に外側に適度な丸みを持たせる効果もあって、考え抜かれた革カバーだと思っています。

12月は来年のダイアリーの試用期間かもしれません。
ほとんどのダイアリーが1月からではなく、前年の12月くらいから始まっていますので、今までの手帳と併用したりしながら新しく導入しようと思っているものを使い始めてみるといいのかもしれないと思い、私も始めてみました。
先日来店されたお客様が、来年は正方形のダイアリー(当店のオリジナルダイアリー)のマンスリーとデイリー(フリーの1日1ページ)を組み合わせて使おうと思っているとおっしゃっていて、私も同じことを考えていたので驚きました。

スケジュールはなるべく広く見渡せた方いいし、後からもう一度見たい事項も、なるべくページ数が少ない方が見つけやすい。そこでマンスリーダイアリーに書き込むことにしようと思いました。
1日1ページの効果は、その日あったことをそのページに全て書くという潔さを持たせることで、後から見つけやすくなります。
その日やるべきことも、あったことも全て同じページに書く。
とてもシンプルで無理のないやり方なのではないかと思います。

来年からは、自分なりのやり方で日記をつけたいと思っています。
あまり大きなものは自信がないので、サニーゴールド手帳などは自分の日記帳としていいのかもしれない。
ページ数が206ページなので1日1ページというわけにはいかないけれど、それくらいのコンパクトさがいい。
これも先日メールでやり取りしていたお客様がおっしゃっていて、ハッとしました。

最近、手帳用にエルバンの「TERRE DE FEU(ティエラ・デル・フエゴ)」というインクを使い始めて、とても気に入っています。
南米パタゴニア地方の最南部ティエラ・デル・フエゴという土地をイメージしたインクで、赤みがかった茶色のインクです。
見ようによっては落ち着きのあるボルドーのようにも見えて温かみがある。

ティエラ・デル・フエゴは非常に寒い、自然の厳しい最果ての地ですが、火山活動が活発で地熱あり温泉も出る場所。
そういったイメージをインクの色にしたらこうなるのかもしれないと思い、知らない土地へのロマンも感じられて楽しい。
大陸的と銘打ったコンチネンタルのシステム手帳に託した想いと、内側のボックスカーフのバーガンディカラーにもピッタリの色とイメージだと思っています。

ダイアリーひとつで仕事の効率も変わります。
ダイアリーが変われば、気分も大きく変わります。
1ヶ月間練って、来年1年快適に楽しみながら使うことができる手帳について、そして何か皆様にご提案できるものを考えたいと思っています。