プラチナ創業100周年記念万年筆「センチュリープライム」

プラチナ創業100周年記念万年筆「センチュリープライム」
プラチナ創業100周年記念万年筆「センチュリープライム」

プラチナ萬年筆が今年創業100周年を迎えていて、記念万年筆「センチュリープライム」を発売しました。
1967年に発売されたプラチナを代表する伝説のペン「プラチナプラチナ」のデザインを復刻させながら、現代の技術を込めた万年筆です。
きっと万年筆が好きな多くの方、特に当店のお客様なら期待通りの限定万年筆が発売されたと思っていただけると思います。

純度の高いスターリングシルバーをボディにした外装は、プラチナプラチナのデザインを忠実に再現していますが、ペン先周り、キャップの機構は信頼性の高い現代のプラチナセンチュリーで成功した技術が使われています。
1967年日本の万年筆は黄金期を迎えていて、様々な万年筆が各社から発売されていました。
その中でもスターリングシルバーのボディと大型ペン先のプラチナプラチナの存在感は強烈なものがあったと想像できます。
当時のモデルを今見ても、主張のある良い万年筆だと思いますので、時代を超えた力強い魅力があるのだと思います。
プラチナプラチナは、非常に硬いプラチナ合金のペン先で、発売当初は中字のみの設定でした。
今回のセンチュリープライムで、「細軟、中軟、太」から選べるようになっているのは、万年筆がより趣味的な存在になっているということを意識したことだと理解できます。
51年前と今では万年筆を取り巻く環境は違いますし、当然100年前とは全く違っているけれど、プラチナ萬年筆は生き残っている。
それはプラチナが古いものにこだわらず、進取の気持ちと、でもプラチナらしさを持ち続けたからなのではないかと思っています。

センチュリープライムには、ペンスタンド、ボトルインクなどとともに豪華な100周年記念ブックレットが同梱されています。
それを見てもプラチナが時代を反映したペンを作り続けてきたことがよく分かるし、現代のプラチナ萬年筆を代表する万年筆センチュリーにもよく表れています。

時代とともにしなやかに変化し、でも他社とは違うプラチナらしさを表現し続けてきたから100周年を迎えることができた。
私達は簡単にこういう限定品が出たらいいなと口にするけれど、そういうお客様の気持ちをつかむ製品を生み出すことは簡単なことではないと思います。
それは立場が違うからに他ならないけれど、この創業100周年記念万年筆センチュリープライムはとても良い企画、良い万年筆だと思っています。
そこには製作者側の万年筆に対する気持ちの持ちようが表れている。
万年筆が好きで使っていたい、持っていたいというユーザーの立場に立って作られたものだと思います。

⇒プラチナ創業100周年記念万年筆「センチュリープライム」

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