調整の応援販売をさせていただいたKA-KU奈良店は、大和西大寺というあまり観光客は降りない、地元の人が利用する駅の近くのショッピングセンターの中にあります。
当然ショッピングセンターのお客様も周辺の住宅地から来ていて、普段着で気軽に訪れるお店という感じ。
こういう地元に根差した所だからこそ、万年筆を使いたいと思っている人に万年筆を使ってもらえるような活動をしたい。
調整の応援販売はモノを買ってもらう為というよりは、万年筆を使う人を増やすために行っています。
万年筆を日常的に使ってもらえるようになるのなら、どの万年筆でもその人の気に入ったものを使ってもらえたらそれでいいけれど、当店が独自に輸入しているウォール・エバーシャープをその人の唯一の万年筆として使ってもらえたら素敵だと思います。
オーバーサイズのデコバンドはその書き味も使用感も良くて、ある程度万年筆を使った人ならその良さはすぐに分かるけれど、今まで万年筆を使っていなかった人には少しハードルが高いものだと思います。
だから初めて万年筆を使うという人にはデコバンドはお勧めしていませんでした。
しかし、このたびオーバーサイズのデコバンドに対して、標準的なサイズのレギュラーサイズのシグネチャーが発売になりました。
デコバンド同様無骨な雰囲気をもっている、古き良きアメリカ製らしい万年筆です。
1920年代のアメリカの万年筆、シェーファーライフタイムやパーカーデュオフォールド。それらは何の装飾もない万年筆ですが、ペン先が大きく分厚いという共通点のある無骨な魅力の万年筆です。
故障する要素がどこにもなく、もし吸入ゴムチューブが破れても汎用品のもので直すことができる。
古いハーレーダビッドソンのオートバイがどこかの荒野で故障しても、自分で直すことができるようにシンプルな構造を採用しているという話を聞いたことがありますが、それと同じ思想をウォール・エバーシャープに感じます。
初めて万年筆を使う人にとってウォール・エバーシャープというメーカーは絶対に知られていないと確信を持って言えるけれど、他のペンと比べてもらえばその違いを感じられる。何か厚みを感じるたくましさのような魅力がデコバンドにもシグネチャーにもあって、私はこれがウォール・エバーシャープの他社にはない魅力だと思っています。
シグネチャーのボディサイズは標準的なサイズですが、ペン先は大きく、存在感があります。
書き味は18金の大きなペン先の恩恵もあって、柔らかく、上質さを感じる書き味を持っています。日本人はあまりしないけれど、ウォール・エバーシヤープのホームページではFからMにフレックスさせて書くことができるとしています。
太さの感覚的にはペリカンのMくらい、日本のメーカーで言うと太字くらいの感覚になのかもしれません。漢字を書く国の人には少し細めに研ぎ出した方が日常的には使いやすいと思いますので、ご要望があれば細字に研ぎ出してご用意致します。
シグネチャー、ウォール・エバーシャープを使いたいと思っている人に、よりその世界に入りやすい待望のペンが出ました。
*全て揃ってからご案内する予定でしたが、6月に遅れている商品がございます。
ラインナップは全てご紹介しておりますので、サイトもご覧下さい。
⇒ウォールエバーシャープ シグネチャークラシックコレクションcbid=2557105⇒ウォールエバーシャープ シグネチャークラシックコレクションcsid=1⇒ウォールエバーシャープ シグネチャークラシックコレクションpage=2″ target=”_blank”>⇒ウォールエバーシャープ シグネチャークラシックコレクション