
紙の手帳を使うというのは今や趣味のように感じられるのかもしれませんが、デジタルでは仕事がやり辛いと感じる方もおられるように、仕事や暮らしのひとつの方法なのだと思います。
紙の手帳を書くことにも実質的なメリットはあるのだと、その話を聞く度思いました。
毎年発売しているオリジナルダイアリーが今年も出来上がりました。
私は毎年、オリジナルダイアリーのウィークリーだけを使ってきました。
ウィークリーダイアリーにはマンスリーページもありますので、予定と記録の使い分けができましたが、マンスリーダイアリーの見やすさは分かっていたので使ってみたいと思っていました。
2009年にダイアリーを企画、開発していた時にウィークリーダイアリーは590&Co.の谷本さんが罫線レイアウトを提案して、マンスリーダイアリーでは私が長年温めていたアイデアを実現したものでした。
当時仕事としてもちろん自信を持って世の中に送り出したけれど、年を追うごとに思い入れが強くなってきました。
だから余計にマンスリーダイアリーを自分の生活の中に溶け込ませたいと思っていました。
毎朝長い距離を歩いて通勤していますので、なるべく荷物を軽くしたいという想いに反しますが、ウィークリーとマンスリーダイアリーの両方を使うことにしました。
使い始めて、予定やToDoの管理をマンスリーダイアリー、結果・覚書・記録などをウィークリーダイアリーに書くと、「未来と過去のこと」がゴチャゴチャにならずに見やすいことが分かりました。
マンスリーダイアリーはこの手のダイアリーとしては書くスペースも多く、とにかく見やすくて、どなたにも使いやすいダイアリーだと思います。
オリジナルダイアリーは大和出版印刷さんにかなりこだわって作ってもらっています。
万年筆でもにじまず、裏抜けしない用紙を使っていて、180度に開き、1年間持ちこたえてくれる丈夫な仕様で、ページが外れてバラバラになることはありません。こういうところもこのダイアリーをお客様に安心してお勧めできるところです。
ダイアリーなどの正方形のシリーズを「KOBE158SQ」というブランド名で統一したいと思っていて、少しずつ種類を増やしています。
筆記具に合わせて書き味を切り替えることができるTeriw THE MATTとのコラボ下敷き、「Teriw(テリュー) THE MAT KOBE158SQ Ver.」はそのひとつです。
今年は「ダブルページファインダー」として使えるダイアリーデザインのしおりを作りました。
2本の長いひもそれぞれが挟む2ヵ所をスピンのように使います。しおり本体部も入れるなら、3カ所をマークすることができます。
しおりひもが長いのは横幅の広い正方形ダイアリーでも使いやすくするためです。
正方形ダイアリーのシリーズはこれからも様々なものを増やしていきたいと思っています。
タテヨコ同じ長さの正方形をスクエアというけれど、人の集まる広場もスクエアと言います。
KOBE158SQという名前は万年筆を使う人の広場のような存在にこのダイアリーのシリーズがなって欲しいという願いを込めています。