旅するデザイン

アウロラマッパアンティーカトロメオ 書籍は「アジア中東の装飾と文様」(海野弘著)

紀元前300年代頃、シルクロードの東西が繋がったのではないかと言われています。日本がやっと稲作を始めた弥生時代初期に大陸ではヨーロッパと中国の間で交易が行われていた。シルクロードでは人やモノが行き交っただけでなく、宗教や文化、知識なども伝わっていて、そういうものを視覚的に訴えかけるためのデザインも伝わっていったのだと思います。
例えば中国とイスラム圏ではどちらにもテイストの違う唐草模様があり、デザインがシルクロードを伝わっていったということにロマンを感じます。


どの地域の模様にも魅力があって、視覚で受け取るメッセージには、言葉にはできない、いつまでも脳裏に残るものがあります。
でもラミーのように、「機能はデザインよりも優先され、機能的に意味のない一切のものを排除する」というような真逆の考え方も好きです。それもひとつの強烈なメッセージで、ペンのデザインの在り方として大いに共感します。

万年筆の装飾について見るのもとても好きです。
限定万年筆やイタリアの万年筆には、機能に関係ない魅せるための装飾が施されたものも多く、その美しさに惹かれます。
そういう模様にも言葉にできないメッセージが込められていると思っていて、それはペン先の刻印も同様です。
当店のオリジナル万年筆「コンチネンタルクラシックインスピレーション1985」のペン先の鳳凰のマークは、日本的な高貴な図柄ということと、この万年筆を使う人を励ますようなものにしたいと思って辿り着いたデザインですが、後になって大きな可能性があると思うようになりました。

オリジナル万年筆コンチネンタルクラシックインスピレーション1985の14金ペン先

シルクロードがヨーロッパ、中央アジア、東アジアなどの西側から日本に文化を伝えた道だったのと同じように、鳳凰もまた西から少しずつ姿を変えながら伝わった幻の鳥だった。

この幻の鳥が西から東へ、東から西に自由に飛び回ってそれぞれの土地の文化に出会う、それを当店のオリジナル万年筆のテーマにしていきたいと思っています。

今のオリジナル万年筆は、鳳凰と琥珀が出会ってできたものです。琥珀はシルクロード初期からその道を伝ってアジアからヨーロッパへと交易されていた最古の宝石のひとつでもあります。

コンチネンタルは当店のオリジナル万年筆なので、既製品では手に入らないペン先もご用意できます。未研磨できれいな球状のイリジュウムがついたペン先で、ニブ作家のTAKUさんに二層と三層のペン先を製作していただいています。

最近私がしているのは、球のままのペンポイントをそのままの状態で使って慣らしていくということで、ペン先を育てる楽しみと、大きなイリジュウムを見ながら書く喜びを味わっています。

私物の球のままのペンポイント。見ているだけで幸せになります。

ペンポイントが玉のままだと紙に当たる部分は点に近く、ペンポイントの大きさの割に書ける線は細い。そして切り割り部分が一番突出していてそこが紙に当たりますので引っ掛かりが起こりやすい。切り割り周辺に少し面をつける必要があります。

球のままで使って、それに飽きたら面を作って極太にしたり三角研ぎにしたり、さらに極細にしたりと、想像は無限に広がります。

当店でお買い上げいただきました税別1万円以上の万年筆は、一年間無料で調整しますし、それ以降も特価で調整いたします。

オリジナル万年筆のページでは、未研磨(球のまま)もお選びいただけるようにしています。

ペンを極端に立てて書く方や、押し書きをする左利きの方にも合うことが分かりました。

皆様にもペン先を球から育てる楽しみを味わってもらいたいと思います。

⇒アウロラ マッパアンティーカトロメオ^_^

⇒オリジナル万年筆コンチネンタルクラシックインスピレーション1985 14金ペン先