1年以上前に入ったスケジュールや、毎年ある行事を終えて来年に向けての改善点や学習したことを書く場所に、困った経験はないでしょうか?
私は長年この課題を何とかしたいと思っていました。
連用日記などに書いておけば翌年同じ時期が来た時に見るかもしれないと思いましたが、つい普通に日記を書いてしまいそうで必要な情報を取り出せる自信がなく、このアイデアは没にしました。
色々考えましたが、システム手帳に来年のダイアリーも挟んでそこに書けばいいのだという簡単なことに、やっと気付きました。
来年のダイアリーが発売されるのは早くても8月なので、気付くのに時間がかかってしまった。
自分で日付けを書き込むフリーダイアリーなら、何年のダイアリーでもいつからでも作ることができます。
日付けを手書きしてもいいですが、数字のスタンプなどを使うと見栄えも良くて気分がいい。
やってみると時間はかかったけれど楽しかった。
先日発売された万年筆専門誌趣味の文具箱vol.50にも紹介されたかなじともこさんがデザインしているシステム手帳リフィル筆文葉にも、フレックスダイアリーというフリーダイアリーがあります。
かなじさんによる使い方のお手本は当店にもありますし、かなじさんのインスタグラムでも kanazeeという名前で投稿して紹介されています。
筆文葉には、スクランブル、吹き出し、大小水玉、分度器、木目吹き寄せパックというユニークなレイアウトのリフィルばかりをセットしたものがあります。
どう使おうかインスピレーションが湧くものもあるし、何も思いつかないものもあります。
この吹き寄せパックの使い方の提案をしているスターターキットは、かなじさんが印刷やコピーではなく全て手書きしたり、色を塗ったりしています。時間と手間が相当に掛かっている力作です。
リフィルの使い方が分かるだけでなく、かなじさんの読みやすく、端正な揃った直筆の文字が書かれたリフィルを自分のシステム手帳に挟んでおけるのも嬉しい。
かなじさんの書くことに対するこだわりや情熱が感じられる製品というよりも、作品だと思っています。
*7月7日(日)13時から15時、かなじともこさんの書くことへのこだわりを直接聞くことができるイベントを開催いたします。