5月にドイツに行った時、カヴェコ本社を訪問できたのは本当に良い思い出で、とても勉強になりました。
日本のカヴェコの総代理店であるプリコの石川社長の紹介ということもあると思いますが、カヴェコのマイク社長は初対面の私たちを歓迎して下さり、社内を案内してくれたり、長時間付き合ってくれました。
マイク社長の姿勢から、世界中で販売しているカヴェコというブランドの販売店、その先にいるお客様への責任の重さをを感じて、ブランドを持つということの心構えを知りました。そして本社を出る時には、カヴェコのペンの魅力にすっかり取り憑かれていました。
カヴェコのコンセプトは、創業1883年という長い歴史の中で生み出された往年のペンのデザインを現代風に復刻して、使いやすく買いやすい価格で販売するということなのだ、とカヴェコ社訪問で理解しました。
ある程度万年筆を使って、ビンテージなども使った経験のある人なら思うことかもしれないけれど、私は古い万年筆のデザインと現代のペンのような安心して使える機能性が融合したものがあればいいと思っていましたが、カヴェコはそれを実践している会社だったのです。
金ペン先で装飾の華やかなイタリアの高価な万年筆もいいけれど、それらと同じように、カヴェコのペンを当店のお客様にも使っていただきたいと思いました。
当店では、10月29日(火)まで当店でカヴェコフェアを開催しています。
先ほど申し上げた、カヴェコのコンセプトが最もよく表れているペンをピックアップして、通常当店で扱っていなかったものも揃えました。
期間中、カヴェコのペンご購入の方に「カヴェコオリジナル缶バッジ」、5,000円以上のペンをご購入で「ドイツBRUNNENレポートパッド」、1万円以上の万年筆をご購入で「カヴェコオリジナルカートリッジケース」をプレゼントさせていただきます。カヴェコを使っていただくきっかけになればいいなと思っています。
カヴェコのペンで代表的なものは、スポーツというモデルになります。
1939年に生まれたペンで、1967年のミュンヘンオリンピックでは公式ペンに採用されたペンです。
独特なデザインのペンですが、キャップを尻軸につけるとちゃんと書きやすいバランスになって、実用性も高いことが分かります。
キャップを閉じると長さが短くなって、M5手帳ともバランスが良い。
カヴェコ全体に言えることですが、どのペンも金属軸のものは、適度な重量感があって、バランスも良く、書き味も良く感じられるので、楽しみながらお使いいただけるモノだと特にお勧めいたします。
カヴェコは基本的にスチールペン先ですが、金ペン先も別売りされています。
アルスポーツ、スチールスポーツ、リリプット、スペシャル、ディアの金属軸の万年筆にそれらを装着することができます。
それがカヴェコらしいかどうかは別として、やはり金ペンにすると書き味がひとつ上のグレードに上がりますし、使っている時の喜びは一層強くなるかもしれません。
もちろん金ペン先、ステールペン先の区別なくペン先調整は書き味良くなるように、使いやすくなるようしっかりさせていただきます。
カヴェコフェア中、カヴェコの長い歴史の中で発売されたペンを収めた書籍も実物をご用意しています。ぜひカヴェコフェアを見にご来店下さい。