私はダイアリーやシステム手帳など、書き残すための手帳をいくつか持っていますが、何でも書くための「雑記用の手帳」も重要な1冊です。
きっと皆さんも同じような用途のものを持っておられるのではないかと思います。
そういう手帳は、ちょっとメモしたりデータを書いたり、何かの文章の下書きを書いたりするために使っています。
最終的にはそこに書いたものをパソコンで清書したり、ダイアリーや手帳に書き直したりしています。
私は上着のポケットに入るようなサイズの手帳を特にこれと決めずに使っていますが、それを大学ノートなどでしている人もよく見ますので、ノートでされている方が多いのかもしれません。
ダイアリーやシステム手帳は何となく華やかな存在ですが、こういう雑記用の手帳はこだわりなくその辺にあるペンで何でも書く、最も使う頻度が高いものだと思います。
今私の雑記用の手帳は何のこだわりもなく、文具店を巡るのも好きなので、なくなったタイミングでふらっと入った文房具屋さんにある手帳を買って使っています。中には万年筆のインクと相性がよくないものがあったりして、失敗することもありますが、気にせず使います。
でも一番よく使う雑記用の手帳なので、良いものがあればより楽しく使うことができるとは思います。いつも持って歩くので、ある程度小さい方がいいし、文章の下書きも書くので小さすぎても使い辛い。
バゲラさんのベビーバッファローの革を使ったシリーズの文庫本カバーで、文庫サイズ(A6)のノートを包んで雑記用手帳とすると、使うのがとても楽しくなると思いました。
ちなみにこの文庫本カバーはサイズ調整がない、サイズ固定式のカバーです。
バゲラさんはその方が本にピッタリでデザインも使用感もいいものができる、と最初から固定式をイメージされていたようで、私も大賛成でした。
固定式のブックカバーを作る時は、具体的に何かの本をイメージしてそれに合わせて作ります。何の本に合わせるかという話になった時に、ヘミングウェイの新潮社文庫「移動祝祭日」がピッタリ入るように作ることになりました。
私の中ではバゲラの高田さんご夫妻の雰囲気が、華やかな雰囲気を持っていたアーネスト・ヘミングウェイと重なるところがあったし、ヘミングウェイが無名時代を過ごしたパリの街がお二人に合うような気がしたからでした。
そうして選んだサイズですが、「移動祝祭日」の本は特別厚くも薄くもないので合うサイズの文庫本はたくさんありますし、これに合うノートも結構あると思います。
この文庫カバーか「移動祝祭日」の本を持って、文房具店でノートを探すのも楽しいと思います。私が見つけたものを申し上げると、ダイゴーのダイアリーE3020とE8440がピッタリでした。
厚みがある程度あるそのダイアリーは1か月1ページのマンスリーダイアリーなので、8割から9割のページはフリーの横罫ページでメモ帳として使うこともできます。
下書き用だけどこういう雑記用ノートがあると、前に書いたものがページをめくると書いてあってとても便利で、私は読み返すことがよくあります。
雑記だからとバラバラにいろんなものに書くよりも、決まって書く手帳やノートがあると色々便利だし、一番使う用途のものなので、今年は少しこだわってみたいと思います。