工房楔のペンシルエクステンダー

工房楔のペンシルエクステンダー
工房楔のペンシルエクステンダー

私の書くことの多くは原稿など何かの下書きで、清書でないことがほとんどです。
下書きは自分だけ読めればいいので薄い色のインクでもいいと気付いて、台湾のレンノンツールバーのインクを使ったりしています(2019.3.7「薄い色のインク」参照)が、ペンシル系の筆記具も見直して使っています。
原稿などは、ペンを持ったまま手を止めて考えることが多いので、本当はあまり長時間手を止めているとペン先が乾いてしまう万年筆は向かないのかもしれません。
鉛筆などの方が原稿の下書きには向いているのかもしれないと思い、使うことが多くなりました。
だんだん用途に合ったものを無理せずに使うようになったのかもしれません。
シャープペンシルの芯は100円のものから海外のものなら1000円近くまでするものまで様々なものがあります。
三菱鉛筆の300円クラスのものがもし見つかればぜひお試しいただきたいと思いますが、シャープペンシルの芯の100円、200円の違いはこんなにあるのだと、その滑らかな書き味が忘れられなくなる思います。
それは鉛筆でも言えることで、国産の滑らかで柔らかな書き味は他の国の鉛筆を圧倒していると思っています。
その鉛筆をリフィルとする工房楔のペンシルエクステンダーをご紹介したいと思います。

イベントなどで聞いたお客様の声をモノ作りに反映させる姿勢を持つ永田さんは、このペンシルエクステンダーをはじめ、0.5mm、0.7mmペンシル、2mmドロップ式、ノック式の芯ホルダーなどペンシル系のものを多く扱っていて、いかにペンシル系の筆記具を愛用する人が工房楔のペンを使いたいと思っていることが分かります。

工房楔のペンは、以前はパーツメーカーのものをよく使っていましたが、今ではオリジナルのパーツを使ったものの方が多くなっています。
オリジナルパーツを使う理由は、他の誰も使っていないものを作るというオリジナリティの追究ですが、より理想に近い、より良いものを作りたいという姿勢の表れでもあります。
ペンシルエクステンダーもオリジナルの金具を使っています。
エクステンダーは雫型のタイプと、鉛筆が長くても使うことができるトゥラフォーロがありますが、当店ではどちらも真鍮の金具を使ったものを仕入れています。
真鍮パーツは当たりが柔らかく、回転させる部分のあるエクステンダーの場合、動きが滑らかでフィーリングが心地よい。
鉛筆はそれだけでも手軽でいいものですが、上質な素材を使った鉛筆をリフィルとして使うエクステンダーの上質な使い心地も知ってもらいたいと思います。

先日のイベントで仕入れたエクステンダーとトゥラフォーロを更新していますので、ぜひご覧下さい。

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⇒2015.4.3「パーフェクトなペンシルエクステンダー楔」