告白してしまうと、気分を変えたくなったら手帳を変えています。
もちろん当店オリジナルダイアリーを使うべきだと思うけれど、この9年の間でそうじゃない時もありました。手帳自体を変えてしまうと、どんな風に使うかを一から考えなくてはならないけれど、それが楽しくてついしてしまいます。
自分でも何をしているのだろうと思いますが、手帳を自分のものにして使いこなすことが趣味だから仕方ない。
色々な手帳を使ってみてオリジナル商品にフィードバックすることができたら、趣味と実益を兼ねているということになる、と自分で納得しています。
大和出版印刷さん、分度器ドットコムさんとの共同企画の正方形オリジナルダイアリー2019年版が出来上がりました。
ウィークリー、マンスリーともに今回から中紙を変更しています。
新しい紙は何種類もの中から選び抜かれたもので、万年筆の滑り、インクの滲まなさ、裏抜けの少なさなど、全ての面に優れたバランスの良い紙で、ダイアリーなど書き込んですぐに閉じたいものに最適なものだと思っています。
罫線のレイアウトは、マンスリー、ウィークリーともにオーソドックスなレイアウトですが、実際に使ってみると便利な余白があるなど、工夫がされています。そして中紙の変更により、より完璧なものになったと思います。
私のように手帳を変えたいと思っている方がおられたら、当店のオリジナルダイアリーも候補にしていただきたいと思います。
そして、このダイアリーをより楽しく使うためのカバーも用意しています。
ル・ボナーさんが作る革カバーは、オリジナルダイアリーを持つ楽しさをより与えてくれるものです。
シュランケンカーフは傷に強く、最初の発色の良さが続きますので、いつまでもきれいに使うことができるのが特長の革ですが、使っていくと少しずつ艶が出てきます。
ソフトカーフはマットな質感ですが、使い込むと驚くような美しい艶を出します。ブラシ掛けしていただくと、より早く艶が出てきますので、汚れや傷の防止にも使い始めのブラシ掛けが重要です。
革カバーほど重厚にならず、カジュアルにオリジナルダイアリーを使いたいという方には透明カバーがお勧めです。
透明カバーの良いところは、表紙を保護してくれるだけでなく、カードなどを挟んでカスタマイズすることができるところ。
当店では透明カバーにグイード・リスポーリのグリーティングカードを挟んで使っていただくことを提案しています。そのため、ダイアリーサイズ158mmに対してカバーは162mmになっていますので、カードを入れない場合は少しゆとりがあります。
グイード・リスポーリのグリーティングカードは、イタリア人のグラフィックデザイナーグイード氏が、イタリアの紙を使い、イタリアで製作することにこだわって作っているカードです。
グイード氏が拠点にしているイタリア中南部ラクイラの風景が目に浮かぶものだと思って、私も行ったことはないけれど愛着を持っています。
発売を始めて今年で9年になったオリジナルダイアリー。本体だけでなく、様々な関連するものを引き寄せて少しずつ進化してきました。
もっと多くの人に使ってもらいたいと思いますので、東京のペンショウにも持っていきます。実際に手に取ってぜひご覧下さい。
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