クリスペルカーフのM5システム手帳

緊急事態宣言が発令されたことを踏まえて、当店も店舗の営業を自粛しています。

自分で臨時休業を決めて、覚悟していたけれど売上が大きく落ち込みました。

以前から、売上によって気分が上がったり下がったりしていましたので、店舗を休業にしてからは、お金の支払いが発生する商品の仕入れはとてもできないと弱気になっていました。

でもそうやって弱気になっていたら、売上はもっと悪くなってしまうし、何より楽しくない。

今当店はネットショップでしか営業していないけれど、ネットショップがもっと盛り上がるように、他所のお店では手に入りにくいものを積極的に仕入れようと思い始めました。

当店に作品を納めてくれている職人さんたちと電話で近況を話したり、情報を交換することができてから、気分が変わったような気がします。

私たち独立系の店や職人には助け合うような仕組みはないけれど、関連する職人さんたちとは協力し合って、盛り立て合って乗り切りたいと思っています。

この状況の中でも、前向きな攻めの気持ちになれるかどうかが今後の分かれ道になると思いました。

たしかに新たに仕入れたガラス工房Aun(アウン)の江田さんのガラスペンや工房楔の永田さんの木製品、Antou(アントウ)のボールペンなど、ホームページにアップするとちゃんと売れていきます。

そこにカンダミサコさんの革製品も加えていきたいと思いました。

カンダミサコさんのシステム手帳は、バイブル・M5サイズともにシュランケンカーフとダグラス革を定番として作っていましたが、今回のクリスペルカーフも定番的な存在にしていきたいと思っています。

クリスペルカーフは、落ち着いた光沢のある、ドイツペリンガー社が作る最高級のボックスカーフです。上品な細かなシボがあり、張りのある滑らかな手触りの良さが特長です。

そのクリスペルカーフに、ゴールドの金具を合わせたM5手帳をカンダミサコさんに作っていただきました。

カンダさんの作品は柔らかくカジュアルな印象のものが多いので、こういうタイプのものは珍しいと思います。もちろんとても美しく仕上がっています。

リング径は11ミリで、70枚程度のリフィルを余裕を持って収納することができます。ウィークリーダイアリーも一年分充分収めることができます。

この手帳に合わせるために、カンダミサコさんに黒のペンホルダーも作っていただきました。このM5ペンホルダーは、直径13ミリ程度(ペリカンM400くらい)の太さのペンまで収めることができます。

*現在経済が止まっているイタリアからブッテーロ革が入っておらず、カンダさんのストックも底をつきそうになっています。この革は色々な作品に使われていますので製作量にも限りがあり、今は様子をみながら少量ずつ作ってもらっています。在庫がなくなるとしばらくお待たせすることになりますが、どうぞご容赦下さい。

⇒カンダミサコ M5手帳クリスペルカーフ

⇒カンダミサコ M5ペンホルダー