私の雑記ノート ~大和出版印刷 iiro~

私の雑記ノート ~大和出版印刷 iiro~
私の雑記ノート ~大和出版印刷 iiro~

出掛けた時に他所の文具店を見て回ることがあります。否、私の場合は文具店を見て回るために出掛けます。

文具店を見て回るのが私の外出の主な理由で、そこで過ごす時間が他のどの店で過ごす時間よりも長いというのは、当店のお客様ならお分かりいただけるかもしれません。
出掛けた先で大和出版印刷の商品をよく見かけるようになりました。
先日までの夏季休暇中に行った東京のお店でも、それらは一番良い場所に陳列されていました。
やはり紙製品はなるべくたくさんのお店で扱っていただいた方がいいし、たくさんのお客様の目に触れて、多く売れた方がいいに決まっている。

どこに持って行っても恥ずかしくない質の良いものを作り、それを扱ってもらえるように営業努力した大和出版印刷の本気が、武部社長の気合いの入った物言いと共に思い出され、自分の仕事についても何か焦りのような、襟を正し直したい気持ちになりました。

大和出版印刷の商品の中で一番身近な紙製品は「iiro(イーロ)」で、個人的にはもう何冊使ったか分からなくなっています。
冊数を使う理由は、いつも身近に置いておいて、鞄に入れている何でも帳に使っているからです。
ブログや原稿の下書き、暗算、論理的に物を考えたい時や、頭の中で決まっていない情報など、とりあえず何でも書いておく雑記帳の役割をiiroには与えているのです。
iiroを様々なシーンで使うことがある雑記用に使っているのには、大和出版印刷の商品をを特別扱いしているという訳ではなく、様々な正当な理由があります。
iiroのサイズは新書サイズで、私が片手で開いて持って立ったまま書くのに最も適したサイズです。
私の筆記のほとんどは立ったままの姿勢、バスを待つ時間、通勤電車の中などでしているので、片手で持ちやすいというのはとても大切なことなのです。

もうひとつはその紙質です。
iiroの紙の書き味やインクの収まりをとても気に入っています。
書き味が自然で、インクも裏に抜けずに、でも適度に伸びてくれて気持ち良く書くことができる。
実は、iiroの最大の特長であるきれいな表紙を私は黒い紙カバーをして使っていて、もったいないことをしていることは分かっているけれど、それは私の普段の服装や持ち物と合わない感じがするからで、罫線だけで色を楽しむようにしています。

それにしてもこれだけ色数豊富な罫線のカラーバリエーションを持っているノートが他にあるだろうかと思います。
罫線の色は書いている時にいつも目に入るものなので、表紙以上に真剣に考えなくてはならない、筆記環境に影響を及ぼすものだと思います。
だからぜひ、たくさんの色数から自分の筆が一番進むと思える色を選んで欲しいと思います。逆に、使っているインクの色から合うと感じる罫線の色を選ぶのもいいと思います。

ちなみに私はインクの色にほぼこだわりがなく、万年筆との相性が良く、気持ち良く書くことができれば何色でもいいのですが、それと同じようにiiroの色もほぼ気分で選んでいます。
すでにオータムコレクションが発売されています。ぜひお試しください。