速やかにさりげなくメモを取るためのジョッター

生活の中で、最小の動作で速やかにメモを取りたいと思うことが多いと実感します。移動中のバスや電車の中でアイデアを思い付いたり、やることを思い出したりした時には、すぐにメモに書いておきたい。

それらをまた思い出そうとすると時間がかかってしまうし、もしかしたら二度と思い出せないかもしれません。

スマホのメモ帳に書いておいてもいいかもしれないけれど、私の場合はあまりスマホは開けない方がいいと思っています。

私たちの仕事は、情報を得ることも大切ですが、オリジナルの発想力も大切だと思っています。

インターネットの中の広い世界を知らずに、自分の頭の中だけと対話していても限られたモノしか生み出せないと言われるかもしれないけれど、何かを考える時にスマホを見て上手く行ったことがありませんでした。

それよりも、普段お客様方と話したり、色々なものを見たり聞いたりしていることがインプットで、自分の中に既にあるそういうものを集めて形にしていくことがそれぞれの事情に合ったオリジナルのアイデアを生み出すことなのかもしれないと、この齢になってようやく思うようになりました。

だから歯を磨いている時や風呂の中など、無心になれる時ほどメモを書きたいと思うシーンが訪れるのだと思い当たりました。

そういった私なりの事情があるので、なるべくスマホは開けず自分の頭の中だけで考えたい。そうなると、アイデアは手で何かの紙に書いておく必要があります。

「ジョッター」は、とても使いやすく古くから使われている趣のある文房具です。

メモを大切に考えているので、当店もジョッターをオリジナルで作りたかった。そしてどうせ作るなら、当店なりのアイデアのあるものを作りたいと思いました。

当店がこだわってよく使う革、サドルプルアップは光沢のある美しい銀面を持った革です。サドルプルアップで色々な商品を作りたいと思っていたので、ジョッターにも採用しました。

ジョッターを取り出すだけで速やかに、さりげなくメモが取れるよう、ペンホルダーを付けました。

ペンホルダーには細めのペンを入れるようになっていて、ファーバーカステルクラシックコレクションのボールペン、ペンシル、パーフェクトペンシルなど直径10ミリ前後のものをイメージしました。

こういう用途にファーバーカステルを持ち出してくるのも当店のこだわりで、実用性はもちろん、デザインも良く、こういうものをメモや手帳に使っていただきたいと思っています。

メモとしてのコンパクトさと、書き込める面積のバランスの良い、M6システム手帳のリフィルがセットできるようになっています。

手帳リフィルを使うことで、メモが散逸せずにメインのM6手帳に綴じることができます。

手帳に挟んでおくのにもいいサイズ感ですし、男性でしたら服のポケットにも入ります。

メモという言葉にロマンを感じて大切に思っています。1つのメモが形になって発展し、大きな仕事となっていくことがあるからです。

⇒M6サイズジョッター