デスクマットステッチ〜ダイニングテーブルをワークスペースに

本革のデスクマットを販売しています。

とても上質な厚い牛革を2枚重ねにした仕様なので、反らなくて、重量感もあってどっしりとしています。裏側は革のバックスキン部分で、しっかりと机に留まってくれます。

厚い2枚の革は正確な太めのステッチで強力に固定されています。

この大きさの厚い革を縫製する技術はとても難しいそうなのですが、乱れのない美しいステッチが施されています。

サイズは40cm×25cm。A4サイズを置いてもちゃんと筆記時に手を置くスペースがあります。

デスクマットの上に紙1枚だけ置いて書くと、ペン先が適度に沈んで書き味が柔らかくなって、とても気持ちいい。硬い机の上で直接書くよりも書き味も良いし、ペン先にも良いと思っています。

当店はこういった机にちょっと置くためのコンパクトなデスクマットを扱い始めて十数年経ちます。お客様方の声をお聞きして少しずつ改良を重ね、今の仕様にたどり着きました。

書斎があってご自分の机がある人でも、デスクマットを置くスペースはそれほど広くないと言う人もおられて、大きすぎない良いサイズなのではないかと思っています。

ご自分の机がなくダイニングテーブルでお仕事をされている方も多いと思います。そんな時は使う時だけデスクマットを出して敷くだけで、ダイニングテーブルがワークスペースになってくれます。

ずっと販売してきたデスクマットでしたが、今年文具系YouTuberのDogHouseさんが当店でお買い上げ下さって、「DogHouse筆記具見聞録」で取り上げていただいたことでたくさんの方の目に留まり、とても感謝しています。

当店はそうやっていろんな方から助けていただいてやってくることができました。

創業以前から仕事のアドバイスをして下さっていたK先生という方がおられました。20代の時に起業されて、いろいろな事業を成功させてこられた方で、いつしか経営や人生の先生のような存在になっていました。

ずっとお客様としていろいろなものもお買い上げ下さっていましたが、1週間に1度くらいのペースで電話がかかってきて、仕事のダメ出しをされたり、褒めて下さったり、たくさんのことを勉強させていただきました。

この店が19年続いているのはお客様方のおかげだけど、私たちが変な方向に反れずにやってくることができたのは、K先生が軌道修正して下さったおかげだったかもしれません。

昨年体調を崩されたせいで電話がパッタリとなくなっていましたが、それでもきっと見守って下さっていると思うと、きちんとしなければと背筋が伸びました。正直、私のような立場だと誰かに怒られるということはなくなってしまったけれど、K先生は怖かった。

そのうちまたお電話を下さるだろうと勝手に思っていたら、先生の電話番号から着信がありました。その電話は奥様からで、9月21日にK先生が亡くなられたと教えて下さいました。

出来の悪い教え子で申し訳なく思いますが、当店が9月23日に19周年を迎えることができたことは、喜んで下さっていると思います。

⇒デスクマットステッチ

綴り屋 &オリジナル「真我青磁」

先週末に590&Co.さん店内で綴り屋さんの作品販売会を開催しました。

綴り屋鈴木さんとテーブルを並べて、お買い上げいただいた万年筆に当店オリジナルペン先を装着したり、ペン先調整をしました。

代表作静謐、漆黒、アーチザンシリーズ、今回新しくお持ち下さった真我(しんが)にはオリジナルペン先をつけることができます。

真我は繊細なラインを持つスマートな紡錘形状の万年筆で、綴り屋さんらしい仕上がりだと思いました。

デザインはもちろんですが、使いやすさも考えられていていると思いました。首軸と胴軸の段差が少なく、自然に指が落ち着く場所で握ることができます。

キャップの回転数も少なめで、比較的素早く書き始めることができるのは便利だと思います。

今回のイベントの特別企画品として、この新作の真我に陶器の色青磁色を再現していただきました。

青磁色を漆塗りで表現するのはとても難しかったそうで、鈴木さんは何人もの木曽平沢の塗師さんに断られる中、やっと一人の塗師さんがこの色を実現して下さいました。

真我青磁は受注製作品で、10月31日までご注文をお受けして、来年3月の完成お渡しとなります。

漆塗りとしては再現が難しい色でしたが、イメージ通りの色を出して下さいました。だからこそ余計に価値がある。挑戦とも言える面白い企画になったと思っています。

ご注文下さいましたお客様には出来上がりまで少しお待たせいたしますが、楽しみにしていただけたらと思います。

新作真我はアクリルレジンの胴軸とカラーエボナイトのキャップ、尻軸、首軸のものも製作されていて、今回新たに仕入れさせていただきました。

綴り屋さんのペンとしては珍しいかもしれませんが、ビンテージのペンにも詳しい綴り屋鈴木さんの遊び心が生み出したビンテージ風の綴り屋万年筆だと思っています。

綴り屋さんの商品を扱わせていただくようになって数年経って、綴り屋さんのペンに当店独自のペン先をつけたいと思って、オリジナルのペン先を作り始めました。

綴り屋さんとの繋がりで、当店は成長することができた。

そして、綴り屋さんを紹介してくれたのが590&Co.の谷本さんでした。そんな繋がりが形になった先日の590&Co.さんでの綴り屋作品販売会でしたが、お客様にも楽しんでいただくことができた、良いイベントだったと思います。

来年2027年のお渡しですが2026年のオリジナル企画の万年筆真我青磁、面白みを感じて楽しめるもの、機能的にも優れたものを追い求める私達がご提案する今の万年筆です。

*同じ青磁色の月灯ボールペンの受注を590&Co.さんが承っております。よろしければそちらもお願いいたします。

⇒2026年10月1日受注開始!受注製作品 綴り屋 真我 漆塗り青磁

⇒真我アクリルレジン+カラーエボナイト