
7月上旬から590&Co.の谷本さんの仲介でドイツのお店から仕入れたウォーターマンを販売しています。2003~4年頃に発売されたものが中心で、当時の雰囲気が表れているものばかりです。
私たちの年齢だと2000年代はじめというと最近に感じますが、25年以上前のことになります。当時すでにペンの仕事に就ていましたが、高級筆記具売場にある「THE PEN CATALOGUE」に夢中になって、家でも繰り返し見ていました。万年筆をいくらでも見ていられましたし、万年筆に限らず全ての筆記具に夢中でした。
今から考えるとかなり肩に力が入っていて、若気の至りの勘違いもあったけれど、希望に燃えていました。お客様や周りの人に助けられたり、教えてもらったことも多く、本当に感謝しています。
今のウォーターマンはシャープで先鋭的なデザインで魅力がありますが、当時のウォーターマンも今のものとは違った魅力があり、ウォーターマンならではのクラシックなエレガントさがありました。
プレファスは今のウォーターマンのラインナップに該当するものがありませんが、真鍮の軸にしっかりとしたラッカー塗装が施されていて、派手ではないけれど長く愛用できる渋い玄人好みの仕様であることが分かります。
この価格で18金ペン先というのも驚きますが、当時は金ペンが普通だったし、18金でもそれほど高級すぎると思っていませんでした。
エキスパートは当時も今も変わらずウォーターマンの定番モデルですが、塗装やロゴの位置が違っています。
エキスパートと次にご紹介するレタロンにラインナップされているキャップ式のローラーボールは、水性ローラーボール芯と油性ボールペン芯両方を使うことができます。これは当時気付いていませんでしたが、すごく良い仕様だと思います。ウォーターマンのボールペン芯がなぜG2規格でないの理由が分かりました。
レタロンは大きな18金のペン先のとても立派な万年筆です。
プレファス、エキスパートもそうですが、パチンとしめる勘合式キャップで、このサイズの万年筆では最近あまり見ない仕様だと思います。
レタロンのデザインにも当時のウォーターマンの感じ、クラシックなエレガントさがよく表れているいいデザインです。
デザインだけでなく、様々な仕様の違いを見ることができるドイツのお店から仕入れた20年以上前のウォーターマンのデッドストック品。私たちの世代にとっては当時を懐かしむことができる懐メロのような存在。若い人にとっては今や買うことができないビンテージとしての魅力があります。