ペリカンフェア開催11/1(日)〜30(月)

来月11月1日から、当店でペリカンフェアを開催します。

ペリカンは12/1(火)から価格改定を予定しており、M400は税込価格で63800円から88000円に、M800は99000円から143000円に改定されます。金価格の高騰、他原材料、諸経費の高騰が理由です。

私たちは万年筆全体の価格高騰に危機感を持っていますので、ペリカンに関しては価格改定直前のこの期間に、ぜひお求めいただきたいと思います。

値上げ直前という事で国内の在庫がかなり少なくなっている状況ですが、今回のフェアのために限定品M815メタルストライプグリーンをはじめ、代表的なスーベレーンシリーズ、書き味が柔らかくコストパフォーマンスの高いクラシックシリーズなどをなるべく揃えるようにしています。

フェア期間中は特典としまして、ペリカンの筆記具をお買い上げ下さいましたお客様にペリカンの特製メモパッドを、スーベレーン以上のペンをお買い上げのお客様には、当店で厳選しましたドイツが舞台の小説をプレゼントいたします。

今回プレゼントさせていただくのは「革命前夜」(須賀しのぶ著)という小説です。

1980年代末に東ドイツに留学していた日本人ピアニストを主人公とした、音楽に情熱を燃やしながら息苦しい社会主義体制に生き、やがてベルリンの壁崩壊に代表される社会主義体制の終焉などの時代の激流に巻き込まれていく若者たちを描いた小説です。

小説の前半では、さまざまなクラシック音楽の名曲が紹介されます。

例えばYoutubeなどで探してそれらの音楽を聴きながら、音楽に浸りながら小説を読んでいただけたらと思います。

ベルリンの壁崩壊は1989年10月、当時日本はバブル景気最末期のお祭り騒ぎの中にありました。私はその恩恵は全く受けてなかったけれど、気楽な大学生でした。

ベルリンの壁が壊されて、たくさんの人たちが西ベルリンになだれ込んで行ったテレビのニュース映像はよく覚えているけれど、それは私にとって遠い国での出来事でした。

自分とまさに同年代の人たちが、腐敗してしまった体制と戦って、それが各国に飛び火して、体制を倒して自由を手に入れていたことを知らなかった。

そしてその自由が必ずしも全ての人たちの幸せに繋がることではなかったことも知りませんでした。この本を読んで自分の大学生活が恥ずかしくなります。

そんな学生気分と決別できたのは、社会人になってしばらくしてからで、ペリカンM800を手に入れてからでした。

これからはこれで生きていくという誓いを密かに立てて、万年筆のお手本の万年筆と言われていたM800をまず手に入れました。

万年筆で生きていくためには万年筆のスタンダードを知らなければいけないと思ってM800を選びましたが、その選択は正しかったと思っています。

ペン先は丈夫で、キャップの気密が良いのかペン先は乾きにくい。インクとの相性も心配する必要がなく、どのメーカーのインクでも快適に書ける。安定しているので安心して使うことができる日常の万年筆。

きれいな文字が書ける万年筆や書き味の良い万年筆は他にもたくさんあるけれど、安心して使うことができるという実用の万年筆において大切な要件をM800は備えています。

これから万年筆を使いたいと思っておられる方、万年筆を既に使っておられる方に、まずペリカンの万年筆をご検討いただきたいと思います。

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